寝るときは下着を着けるべきなのか?
絶対に着けるべき理由がここにはある。
そもそも世のチェリーボーイは知らないかもしれませんが、この世界は「寝るときブラ着ける派」と「寝るときブラ着けない派」の2つの派閥に大分されています。
この2つの派閥の争いは古くから続いており、どっちとも決着がつかないまま、お互いの隙を狙っているようなそんな状況にあります。
ある意味、第二のきのこたけのこ論争とも言えるかもしれません。
ここに来て私は一市民として、口を開かねばいけないと思い、はてなブログに投稿することを決意しました。
祖国から離れ、言論の自由が与えられた今、長く続いた冷戦の口火を私自身が切らねばと考えています。
そうーーー
私はもともと「寝るときブラ着けない派」の民でした。
元来大した乳もない私は、寝心地の良さ・居心地の良さに甘え、自分の乳を野放しにしてきました。
私がゴミ出しに行けば、ささやかに揺れ、ここに存在しているんだと気づかせてくれるようなそんなノーブラ生活を心地よく思ってすらいました。
しかし、今は違います。
冒頭にお伝えしたように、数ヶ月前から私は「寝るときブラ着ける派」として生まれ変わったのです。
なぜ寝るときまでブラを着ける必要があるのか?
そもそも乳を維持するために、ブラの着用は義務づけられています。
寝るときも同じです。
乳たちはあたしが右に寝返りをうてば、喜んで共に在ろうとする。
しかしそれを良しとしてはいけません。
乳たちを自立させ、どんな時でも自分の正しいと思った方向を向かせるーーーそれが真の愛情なのではないでしょうか。
自分の動きについてきて愛おしい、楽なのが好き、それは貴女のエゴではありませんか?
ここまで前置きなのですが。
先日早朝に救急車で運ばれた
少し前の早朝四時、死にそうなほどの腹痛で飛び起き、とりあえずトイレに向かった。
あまりに痛くて、うううううぬぬぬぬぬぬぬぬって感じの声は出ていたけど、下からは何も出てこなかった。
とりあえず小林さんを起こそうと思ったものの、我も女子の端くれ、尻を出したままの姿を愛しのメンズに見せるわけにもいかず、そのまま淑女としてトイレでううううぬぬぬぬぬぬぬーーーって言い続けていた。
こういう時はすごく長く感じるから3時間くらい経ったかなって思ったくらいで、意識が朦朧とし始めた。
人間って痛みがすごいと精神を守るかなんかのために、意識飛ぶって聞いたことあったから、このままだと倒れると思った。尻だしたまま。
もう本気で無理だ、って思った瞬間トイレから飛び出して、
「小林さん、救急車呼んで!意識飛びそう!」って声を絞り出した。
全然声出なかったけど、小林さんがびっくりして飛び起きて、大慌てで救急車を呼んでくれた。
そこからはかなり意識朦朧としてたから、あんまり覚えてないのですが、思い出して欲しいことが1つ。
そう。
少し前まで、私は「寝るときブラ着けない派」の民だったのである。
その時のあたしの救急車ファッションはこちら
・すっぴん(肌荒れ中)
・ローリングストーンズのTシャツ
・部活のユニフォームの短パン
・視力なし(メガネなし)
・ノーブラでも負けない心
いや、嘘、完全に心は負けてた。
点滴打たれたりいろいろされてる時は必死すぎてそれどころではなかったけど、帰宅時ですよね。
目立つのなんの。
ライブなのか部活の試合なのか、ブラ着ける派との戦争なのか、全部が一緒に来ちゃったような格好だよあたし。
せめてブラがあれば…。
こんなにブラがあれば良かったと思ったことがあっただろうか……。
そしたらあたしはこんなに猫背にならずにタクシーを呼べただろうに。
なので全国の女子に告ぐ。
寝る時はブラを着けるのですよ。
救急隊員の人に、「入院の可能性があるので服持ってきてください!」って言われて、大慌てで自分の荷物をまとめて救急車乗ってきた小林さんの話はまた今度します。
ノーブラ、ダメ、ゼッタイ。