味噌汁の運び屋とは私です

久々のブログだーーー！！！

ツイッターでは報告していましたが、ブログやツイッターを断ち資格試験の勉強をしておりました。

無事試験は受かったのですが、俗世と離れてる間に新元号発表とか、阿部寛のホームページの写真が変わってるとか色々重要なことが変わりすぎてて浦島太郎の気持ちだわ。

あと少し間が空いちゃった理由としては、海外出張に行っておりました。

感想としては、めっちゃ辛かったです。

何が辛いって、こんなに日本食を愛し、出汁が好きすぎて2リットルくらい飲めるわって、水筒に入れて持ち歩けるわって思ってるようなあたしがアメリカンな食事をし続けるのが本気で辛かったです。

しかし、何度かの渡米を経てあたしも学んでいます。

5日以上日本食を口にできなかった場合、禁断症状でおかしくなってくると。夢にうどんとか出てくる。

なので今回は装備を備えて行きました。

これがあたしの完全なるビルド。ぜひ参考までに。

• 柿の種
• ポッキー
• じゃがりこ
• 味噌汁 お湯に溶かすタイプ
• わかめスープ お湯に溶かすタイプ
• ぜんざい お湯に溶かすタイプ
• 甘酒 お湯に溶かすタイプ
• ほうじ茶 パック

どんだけ日本食好きなんだ、と。

アメリカにいるんだからハンバーガーとかエンジョイしようぜとか、マジでどうでもいい。

あたしは白米に味噌汁、お新香が好きだぁぁぁああああああああーーーーー！！！！

ということでドキドキのアメリカ滞在が始まったわけですが、今回泊まったホテルは割と良い目のホテルで初日は気分も上々↑↑でした。(古い)

冒頭で言った通り、数回の旅で賢くなったあたしは、アメリカのホテルはスリッパや歯ブラシが整備されていないこともわかっていたので、日本からばっちり持ってきていたため部屋のアメニティチェック後もドヤ顔でしたね。

良いスタートを切ったこともあり、ランチやディナーは地元のステーキやハンバーガーなどを思う存分楽しむことができました。

しかし数日、いや一日経ち、来ましたね。禁断症状が。

日本のものが食べたい。

湧き上がる衝動。

日本人に遺伝子レベルで刻み込まれてる出汁への欲求。

でもそんな時でも大丈夫です。

今回の装備を見てください。

ありますね？お湯に溶かすタイプの味噌汁が。

自分が完璧すぎて辛いなと思っていたのですが、部屋を探したところ、ケトルがない。

ケトルがない。(　ﾟдﾟ)

え？そんなことある？？？

アメリカでもコーヒーとか飲むのにケトルくらい部屋に置いて…ない。

お湯がなければ、味噌汁もぜんざいも甘酒もほうじ茶も何も作れない…あたしは無力なただのOLだ。

胸にポカンと穴が空いたような気持ちってこういうことを言うんだと思う。

ここ最近一番ショックでした。

ここまで12時間以上かけて味噌汁を運んできたのに、この裏切り。

あたしのこの気持ちはどうすればいい？

スーツケースの半分は食料だよ？

カップラーメンに問いかけても答えは出ない。

ホテルのフロントで確認しても、レンタルはめちゃ高かった。40ドル。無慈悲。

しかし日本のものが食べたいという欲求があたしを駆り立て、未だかつてない程の行動力を発揮した。

火事場の馬鹿力と言われるように、人間は窮地に立たされた時こそ真の力を発揮する。

あたしは持ちうる限りのコミュ力を使い、どうにかケトルを持っていた人を探し出しケトルをゲットすることができた。

普段だったら絶対やらない。

ただ今回は別だ。味噌汁とカップラーメンが目の前にはある。

借りたケトルは、非常に貴重なものに見えた。

これだけ大変な目にあって手に入れた味噌汁はどんなに美味いだろうか。

勝利の味噌汁の味を想像し、久しぶりの日本食に涎が止まらない。

お湯が沸いた音がこんなにも嬉しいのか。

では、いざ参らんーーーーー

という瞬間気がついた。

茶碗もねえ

箸もねえ

フォークすらねえ

吉幾三もびっくりなくらい何もないことに気がついた。

部屋にコーヒーカップもフォークもスプーンも何もない…だと？

絶望。

これが苦しみということか。

沸いたお湯を見ながらあたしは涙した。

二度目の挫折。

全日本人に告ぐ。

アメリカに行くときに必要なものは、スリッパと歯磨きだけではない。

本当に必要なのは、箸と茶碗だよ！！！！！！！

結局泣きながらアメリカのラーメン屋を探し出し入りました。

あとラーメン屋で調べたところ、持ち歩き用の神ケトルがあるようです。電圧も可変という。

即買いしました。

miyoshi co.,ltd MCO 折りたためるトラベルケトル 500ml 電圧切替式 ホワイト MBE-TK02/WH

この悔しみを胸に、(カップラーメン達はスーツケースの中に)私は日本に戻ってきました。

ケトルの大切さを広めるべく、ケトルの伝道師として生きていきます。

ということで、ただただ味噌汁やお菓子を大量に持ち歩くだけになってしまった会でした。

もう一度言うけど、海外旅行に行くときは、充電やパスポート、財布よりも大事なものがある。

それは、ケトルと茶碗と箸だからね！！！